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調査結果公開!OCRの宿敵「手書き文字」、AI-OCRの読取...

作成日:2025.6.26

更新日:2026.9.28

調査結果公開!OCRの宿敵「手書き文字」、AI-OCRの読取精度は●%だった!

*記事の内容は、記事公開日時点の情報です。現在とは異なる場合があります。

手書き文字の読み取りは、OCRを業務に活用する上で大きな課題とされてきました。手書き帳票を取り扱う業務のOCR活用では認識精度の低さや再入力の手間が発生しやすく、業務効率化を阻む一因となっていました。

しかし近年、AI技術を取り入れた「AI-OCR」の登場により、この状況は大きく変わりつつあります。

この記事では、AI-OCRがどこまで手書き文字を読み取れるのか、その精度や特徴を詳しく調査しました。実際にAI-OCR搭載の文書管理サービス「PATPOST」を使った読み取り実験の結果や、導入事例なども紹介しています。AI-OCRの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

そもそも、なぜOCRにAIを搭載すると良いのか

そもそも、なぜOCRにAI技術を組み込むと良いのでしょうか。その理由は「AIの技術はOCRの精度や使い勝手を大きく向上させられる」といえるからです。

従来のOCRは、文字形状の特徴(たて、横、斜めなど)を抽出し、文字情報と照合する方式で認識を行っていました。そのため、形状が規則的でブレが少ない活字には精度高く対応できたものの、手書き文字や複雑なレイアウト、文字のかすれや傾きなどの読み取りには弱く、実務での活用には限界がありました。

それに対して、多様な文字や帳票構造に対応できるよう進化したのが、AIを搭載したOCR(AI-OCR)です。AI-OCRには、以下のような特長があります。

  • 多様な文字パターンに対応できる

  • レイアウトや帳票構造を把握できる

  • ディープラーニングにより継続的に精度が向上する

さまざまな帳票形式や運用環境に対応しやすいため、幅広い業務領域において安定した運用が期待できる点も、大きなメリットと言えるでしょう。

【関連記事】AI-OCRとは?従来のOCRとの違い、メリットを解説 ↗️

【関連記事】書類の山をOCRでスッキリ解決!手書き文字も精度高く読み取れる「AI-OCR」とは?↗️

AI-OCRの手書き文字の読取精度は95%以上!

AI-OCRによる手書き文字の認識精度については複数のベンダーが具体的な数値を非公開としています。ただし、一部のベンダーでは自社基準に基づいた精度を公表しています。以下はその一例です。

サービス名

提供元

手書き文字認識精度

特徴

公式サイト

PATPOST

オリックス株式会社

約95%
非定型帳票かつ事前指定なしでの読み取り結果に基づく

生成AIを活用した高精度AI-OCRを搭載。項目位置や種類を指定せず、非定型帳票でもボタン一つでページを丸ごとテキスト化可能。表形式の情報もそのまま表計算ソフトなどにデータとして貼り付けられ、転記作業を効率化できる。

https://patpost.jp/

Tegaki

Cogent Labs

約99.2%

独自のディープラーニング技術を活用し、ひらがな・カタカナ・漢字・数字・アルファベット・記号など幅広い手書き文字を高精度で認識。クラウド・オンプレミス両対応。

https://www.tegaki.ai/

発注書AI-OCR(invox)

株式会社インフォマート

約80%

くせ字や枠からはみ出した文字、手書きで訂正された文字など、あらゆる文字形状の読み取りが可能。

https://www.infomart.co.jp/

Ficha AI-OCR

フィーチャ株式会社

約95%

ディープラーニングを活用し、手書き文字の高精度な認識を実現。カスタマイズやライブラリ提供も可能。

https://ficha.jp/ai-ocr/

出典:各ベンダーWebサイトにおける2025年5月時点の記載より

各社が発表している手書き文字の認識精度については、検証条件(例:サンプル数、文字の種類、用紙の状態など)が非公開であることが多く、評価方法も統一されていません。
そのため、数値は参考値として捉えることが望ましいでしょう。

【関連記事】AI-OCR市場のサービス別シェア状況|市場規模や評価軸について ↗️

【やってみた】実際にAI-OCRで実際に手書きの文章を読み取ってみた

実際にAI-OCR搭載の文書管理サービス「PATPOST」を使用し、手書き文書の読み取りを実施してみました。以下のように、癖の強くない文字で書いた文書は、手書きであっても問題なく読み取りができました。

日本語だけでなく、英語の場合でも読み取り可能です。

カタカナと漢字が混在

左に手書きのカタカナと漢字が混ざった紙、右にOCR結果として正しいデータが表示されている
左に手書きのカタカナと漢字が混ざった紙、右にOCR結果として正しいデータが表示されている

漢字、英数字混在

左に手書きの漢字、英語、数字が混ざった紙、右にOCR結果として正しいデータが表示されている

矢印が描かれている例

左に手書きの文から→でメモが書かれている紙、右にOCR結果として→も正しいデータが表示されている

また、生成AIにより文脈を理解し、誤記の補正を行うこともできます。

左に手書きの英語のスペルが一部間違っている紙、右にOCR結果として正しい英語のスペルに直したデータが表示されている
左に手書きの英語のスペルが一部間違っている紙、右にOCR結果として正しい英語のスペルに直したデータが表示されている

さらに、次のようにクセの強い文字や罫線付きであっても、問題なく正しい読み取りができました。

クセの強い字

左に手書きの読みにくい書き癖の漢字が書かれた紙、右にOCR結果として正しいデータが表示されている

罫線付き

左に罫線がある紙に手書きの日本語が書かれている紙、右にOCR結果として正しいデータが表示されている

また、以下のようにシワや汚れ、掠れなどがある文字も、今回は問題なく読み取ることができました。

左にくしゃくしゃになった紙に手書きの漢字が書かれている紙、右にOCR結果として正しいデータが表示されている
左に罫線があるくしゃくしゃになった紙に手書きの日本語が書かれている紙、右にOCR結果として正しいデータが表示されている

一方で、読み取りができなかったのは、次のように文字の一部が隠れている画像です。

左に日本語の文が書かれているが下半分が紙でおおわれている紙、右にOCR結果として誤ったデータが表示されている
左に日本語の文が書かれているが下半分が紙でおおわれている罫線のある紙、右にOCR結果として誤ったデータが表示されている

また、以下の文書はおおむね正しく読み取れていたものの、「生年月日」が「毎年月日」となっていたり、住所の改行や記号混じりの表記部分が誤った状態で表示されたりしました。似た文字は誤認識される確率が上がる傾向にあるため、手作業での修正が必要となる可能性があります。

左に崩れた字体の日本語の文が書かれている紙、右にOCR結果として別の文字と認識して誤ったデータが表示されている

総合的に、今回のテストではAI-OCRがかなり高い精度で手書き文字を読み取れることがわかりました。ただし、文字の一部が隠れていると読み取りにくいため、全体が見えるようスキャンすることがポイントとなるでしょう。

AI-OCRの読取精度は従来のOCRと比較して格段に向上していますが、サービス利用者様の工夫や意識によってはその精度をさらに高めることが可能です。弊社では、手書きの文字をPATPOSTで読み取るフローの実例を過去のセミナーにて公開しています。以下から無料でアーカイブ動画を視聴できますので、読取りのコツの理解や業務フロー構築の叩き台にご活用ください。

【無料セミナーアーカイブ】紙・画像・PDFから、すぐに使えるデータを自動抽出!デモで分かる、生成AI-OCRを用いた事務作業の省力化とミスの削減↗️

※本記事に登場する「サンプル株式会社」「Sample corporation」は架空の企業であり、実在の企業・団体とは一切関係ありません。

AI-OCRシステムを導入する際にみるべきポイントは?

AI-OCRを導入する際には、さまざまな観点から自社に合うかどうかを検討する必要があります。ここでは、AI-OCRを導入する際にみるべきポイントを解説します。

【関連記事】「AI-OCR、使えない…」と感じるケースと対策|高い導入効果を発揮する選び方とは ↗️

自社の業務要件にシステムが合うかどうか

AI-OCRシステムを検討にあたって最初に確認したいのは「自社の業務フローや帳票の特性が、システムの機能と合致しているかどうか」です。特に手書き文書の読み取りを伴う業務が多い場合、使用される帳票の形式や記入スタイルによって必要な機能に違いが生じることがあります。

手書き文字を読み取る必要があるシーンの例と、求められる条件を以下にまとめました。

シーン

求められる条件

手書き申込書・アンケートのデジタル化

・氏名/住所/電話番号などの個人情報を正確に読み取れること
・チェックボックスや丸囲み、フリーテキストなど多様な入力形式へ対応できること
・手書き特有の書き癖や略字にも耐性があること

作業日報・点検記録などの手書き帳票

・略語や自由記述、記号などにも高い精度で対応できること
・多様なレイアウトにも対応できること
・抽出項目を指定できること

契約書・見積書・発注書などの帳票処理

・印刷文字と手書き文字が混在する帳票を高い精度で読み取れること
・必要な箇所だけを抽出しCSVやエクセルに出力できること
・他の業務ツールと容易に連携できること

AI-OCRシステムを選ぶ時には「手書き文字に対応しているか」だけでなく、具体的にどのような文書をどのような目的で扱いたいのかを明確にし、それに合った機能を持つ製品を選びましょう。

システム選定で確認しておきたい項目には、以下のようなものがあります。

  • 自社の帳票パターンに近いデモや事例があるか

  • 読み取ったデータをどのような形で業務に活かせるのか

  • 自社のシステムやワークフローと連携できるか

  • 定型帳票・非定型帳票の両方に対応しているか

【業界・課題別】PATPOSTの導入事例一覧

実際の業務で求められる対応範囲を明確にしておくことで、システム選定時のミスマッチを防ぎ、運用負荷や調整コストを抑えやすくなります。

既存の業務フローとの整合性を確認しましょう。請求書の自動化を目指す場合のOCRのメリットと導入の注意点は以下の記事でまとめています。

【関連記事】請求書処理業務をOCRで効率化!導入のメリットや選定時の注意点を解説 ↗️

また、自社の業務フローのどの部分でPATPOSTが活用できるのか、全体像については以下のマップをご覧ください。

【関連情報】全社的な業務プロセスと活用シーンがわかる「PATPOST活用MAP」を見る ↗️

直感的に使えるUIを備えているか

AI-OCRシステムを利用する従業員は、必ずしも高いITリテラシーを備えているとは限りません。属人化を防ぐためには高度な知識や複雑な操作が不要で、直感的に使えるUIを搭載しているものを選ぶと安心です。

新しいシステムを導入する際には従業員に対し、業務内容に即した操作説明の機会を設けるのが一般的です。しかし高度な知識や複雑な操作が必要なシステムでは習得に時間がかかってしまうこともあるため、教育・習熟にかかるコストもあらかじめ考慮しておくとよいでしょう。

シンプルで直感的に使えるUIを備えたAI-OCRを選べば、導入後の教育コストを少なく済ませることができます。

【関連事例】尾家産業株式会社様「操作が簡単で使いやすい。尾家産業が選んだ『容量無制限のシンプルなクラウドストレージ』」↗️

料金体系や費用構造が予算に適しているかどうか

AI-OCRシステムを導入する際は、料金体系や費用構造が自社の業務や予算に適しているかを事前に確認しておきましょう。たとえば導入時に高額の初期費用がかかるオンプレミス型と、月額制・従量課金制などのサブスクリプション型では、コストのかかるタイミングや費用感に違いがあります。サブスクリプション型はベンダーに対する「利用権」として契約されるため、インフラ保守やスケーリングにかかる負担を抑えられる点も特徴です。 一方オンプレミス型は「所有」を前提とするため、自社管理ならではの柔軟な構成が可能な反面、運用負荷や更新対応がコストとして跳ね返る可能性もあります。
併せて、以下のような見落としがちな費用要素も検討対象に含めましょう。

  • 利用ユーザー数に応じた追加費用の有無

  • オプション機能や拡張時の課金体系

  • 保守・サポート費用の有無や範囲

  • 初期設定やカスタマイズにかかる導入支援費用

料金プランが複雑なシステムでは、利用頻度や業務内容によって想定以上のコストが発生する可能性もあるため「どこに・いつ・どのくらい」費用が発生するのかを具体的に把握したうえで、自社の利用実態と照らし合わせることが大切です。

PATPOSTは、月額1,980円からご利用できるAI-OCRサービスです。事業規模や活用シーンに合わせてカスタマイズプランもご提案いたします。まずはどのプランが最適か、利用ボリューム別の目安と主要機能の対応表を以下よりご確認ください。

【料金と機能を見る】料金表と機能対応表をパッと確認~月間処理枚数・ID数・API連携・運用サポートの可否を一覧で比較~ ↗️

サポートやアフターフォローの体制は整っているか

AI-OCRシステムを本格導入するうえで見落とされがちなのが、サポート体制とアフターフォローの質です。導入時にサポートの質を確認せず表面的な要素だけで判断してしまうと、導入後のトラブルや運用のつまずきを解消できず、業務が滞ってしまう可能性があります。

導入を検討する際には、次のような視点でサポート体制をチェックしましょう。

  • 問い合わせの手段(メール・電話・オンラインなど)

  • 問い合わせ対応のスピード

  • サポートが有償/無償

  • 設定や環境構築時の技術支援の有無

  • 利用者向けマニュアル・FAQ・操作研修の有無

  • 帳票テンプレートのカスタマイズ支援やアップデート対応

  • 継続的なAIのチューニングや精度改善支援の提供範囲

また、外資系ベンダーの場合は日本語でのサポートがあるかも確認しておきましょう。サポートが充実していると現場への定着が早くなるだけでなく、トラブル時やシステム仕様の変更時にも対処しやすくなります。

AI-OCR搭載の文書管理サービス「PATPOST」の導入事例

ここでは、AI-OCR搭載の文書管理サービス「PATPOST」を実際に活用した事例を紹介します。導入を検討する際の参考にしてください。

データ検索にかかる時間を削減した事例

インテクス株式会社では、電子帳簿保存法への対応として事務処理規程を作ったのち表計算ソフトで索引簿を作成し、書類データの内容を入力していました。しかし、作業が煩雑で時間がかかるうえ、ファイル名の付け方にも混乱が生じていたといいます。

管理の難しさを感じた結果、AI-OCR搭載の文書管理サービス「PATPOST」の導入を決定。導入後は、紙の書類を整理しておく必要がなくなり「データを探す時間が30%ほど削減できたと思う」との感想をいただきました。

共有のキャビネットへインポートすることで事業所間のデータのやり取りもできるため*、メールや郵送での対応が不要となった点も労力の削減につながっています。

【関連事例】インテクス株式会社様「紙書類の電子化とPATPOST活用で書類探しの時間を30軽減!情報管理の労力削減にも成功」 ↗️

* 取引先がPATPOSTを利用しているか、取引先に自社で契約したIDを付与する必要があります。

書類管理とクライアントとの情報共有をスムーズにした例

税理士大嶋尚幸事務所では、電子取引データの保存義務化に対応するため、当初は国税庁が推奨している、事務処理規程を定めた上で表計算ソフトで索引簿を作成しファイル名を連番で管理する方法を試しました。しかし、作業が煩雑すぎて継続できなかったといいます。そこで導入したのが、AI-OCR搭載の文書管理サービス「PATPOST」です。

PATPOSTは、活字だけでなく手書き文字も自動で読み取れるAI-OCRを搭載。スキャニングした書類から必要な情報を抽出でき検索も容易なため、忙しい時期でも業務効率を落とさずに対応できています。顧問先とキャビネットを共有することで*、データのやりとりもスムーズになったそうです。小規模事業者でも扱いやすく、導入後は顧客満足度の向上にもつながっています。

【関連事例】税理士大嶋尚幸事務所様「顧問先企業とのキャビネット共有で格納書類を自由に確認できるのがメリット」 ↗️

AI-OCRの導入事例をさらに確認したい場合は、以下の記事をご覧ください。

【関連記事】AI-OCR事例5選!従来OCRとの違い・導入前のチェックポイントも解説 ↗️

*取引先がPATPOSTを利用しているか、取引先に自社で契約したIDを付与する必要があります。

まとめ

手書き文字の読み取りは、長年OCRの課題とされてきました。しかしAI技術の発展により、オリックス株式会社が提供するAI-OCR搭載の文書管理サービス「PATPOST」では、レイアウトの事前設定のない非定型帳票の手書き文字でも95%程度という高い精度で認識が可能となっています。実際の利用シーンに即した文書の保管・検索・共有*といった機能を持ちながら手書き文字にも対応。実務に強い特長を備えています。

直感的で使いやすく、レイアウトや処理フローなどの設定が不要で導入しやすいAI-OCRをお探しなら、ぜひ「PATPOST」をお試しください。

*取引先がPATPOSTを利用しているか、取引先に自社で契約したIDを付与する必要があります。

*記事の内容は、記事公開日時点の情報です。現在とは異なる場合があります。

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