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OCRのAPI連携とは?活用のメリットと自社に最適な製品を選...

作成日:2026.1.30

更新日:2026.9.28

OCRのAPI連携とは?活用のメリットと自社に最適な製品を選ぶポイント

*記事の内容は、記事公開日時点の情報です。現在とは異なる場合があります。

「API連携」は、外部システムへのデータ送信や取得を自動化する機能です。業務の負担軽減と効率アップにつながることから、API連携を実装したOCR製品も増えてきました。

この記事では、OCR機能におけるAPI連携の重要性と活用法、自社に適した製品の選び方を解説します。

OCR技術のAPI連携機能とは

「API」とは「Application Programming Interface」の略語で、異なるソフトやシステム同士が情報をやり取りするための「共通のルール(仕様)」を指します。

このAPIを通じてシステムを連携させることで、それぞれの機能やデータを相互に活用し、システムを拡張させることが可能になります。

API連携に対応したOCR製品であれば、OCRで読み取った文字データを他のシステムに自動で引き渡したり、逆に他システムから自動で画像データを取得したりすることが可能になります。

OCRをAPI連携するメリット

OCRをAPIで自社システムと連携させるメリットは、一連の業務フローを分断することなくシームレスにできる点にあります。

例えば、画像データに含まれる文字のテキストデータ化には、画像データをOCR製品にアップロードする作業が必要です。しかし、自社システムとOCR製品をAPIで接続すれば、自社システム内に保存された画像データをOCRが自動で取得し、処理を開始することが可能になります。

さらに、OCR製品によってはテキストデータ化した内容をCSV形式で編集し、後続のシステム等に直接インポートできるものもあります。

このようにシステム同士をつなげることで、数百枚から数千枚といった大量の文書も一括で処理できるようになります。例えば月末の請求書受領処理といった、定期的に発生する大量の作業を効率化できるでしょう。手作業での単純作業時間が大幅に削減されるため、空いた人件費や時間をより付加価値の高い業務に充てることも可能になります。

【部門別】OCRとのAPI連携で解決が期待できる課題

ここではビジネスの課題ごとに、システム・OCR製品間のAPI連携機能の活用法をみていきましょう。

経理・会計

領収書や発注書などの書類を扱う経理・会計業務では、システム同士のAPI連携が活用できます。

例えば、帳票フォルダとOCR製品をAPI連携すると、自社の帳票フォルダに格納するだけで、OCR製品に自動アップロードできる場合があります。

また、AI-OCR搭載の文書管理サービス「PATPOST」の場合はメールクライアントとPATPOSTを連携することで、メールの添付ファイルをボタン操作のみでPATPOSTに格納することが可能です。

ほかにも、OCRで取得した情報を会計システムや販売管理システムに自動でインポートできる製品もあります。

経費精算

交通費や備品購入費、交際費など会社の経費として申請された費用を処理する経費精算は、API連携で効率化できる可能性の高い分野の一つです。

例えば、従業員から提出された紙の領収証やレシートをOCR製品で読み取り、そのテキストデータをCSVに加工したうえで、API連携で経費精算システムに流し込める製品もあります。

文書管理

OCR製品の中には、ストレージを有するものがあります。稟議・会議書類など、保管に物理的な場所を取り、管理や検索が煩雑になりがちな文書の管理にはこのような文書管理機能をもつOCR製品がおすすめです。

API連携で自社システムにある画像ファイルをOCR製品に自動でアップロード・保管できるようにすれば、手作業によるインポート作業が必要なくなります。テキスト検索が可能になり、ファイルリネームも不要です。

物流管理

物流の現場では、配送伝票・受領書などの帳票類を、紙で受け取った後にスキャンして自社システムに取り込んだり、やり取りしたりするケースも少なくありません。物流管理システムとOCR製品をAPI連携すれば、こうした画像データをあらかじめ設定したタイミングで取得してテキストデータに変換、製品によっては集計も可能なため、物流管理システムに取り込みやすい形式に整えられます。抽出する項目や分類方法も設定できる製品を導入すれば、手入力による転記が不要になるのはもちろん、テキストデータ化したファイルの仕分けやフォルダ管理の手間も最小限です。

顧客管理・営業支援・勤怠管理

顧客管理(CRM)や営業支援(SFA)、勤怠管理といった膨大なデータ入力を伴うシステムは、OCRとのAPI連携と好相性です。

例えば、製品によっては顧客の申込書や取引先の名刺、勤怠カードや出勤簿、日報など、OCRしたテキストデータを集計し、管理システムに自動でインポートすることができます。

また、共有されている自社フォルダとOCR製品をAPI連携することができれば、自動で書類を取得することができます。

自社システムとのAPI連携と日常業務への活用がスムーズに行えるOCRの選び方

前提として、API連携は、システム間におけるデータの送受信や更新、削除、同期などのさまざまなやり取りを自動化し、人的操作を介さないようにするためのものです。

そのため、ビジネスでOCR機能を活用するには、API連携以外にも、日常業務に使用することを踏まえて選定する必要があります。以下では、自社システムのAPI連携と、日常業務への活用をスムーズにするOCR製品を選定するための5つのポイントを紹介します。

システム設計と業務の相性

OCR製品のAPI仕様や対応範囲は製品によって異なります。そのため「API連携が可能」と記載されていても、自社で行いたい連携が実現できない場合があります。

自社に合致した製品を導入するためには、製品選定の前に自社の業務要件を明確化しましょう。どのような文書を扱うのか(手書き、フォーマット、言語等)、どのシステムと連携する必要があるのか(会計、CRM、経費精算等)、どういった運用を想定しているのかを整理します。

そのうえで以下の観点から、各製品と連携するシステムの相性をチェックしてください。

  • 対応するファイル形式(PDF、JPEG、TIFF等)

  • 読取以外の機能(分類、検索、CSV出力、外部共有など)

  • API連携の互換性

幅広い形式のファイルを読み取れ、読み取り後のデータ管理・入力作業をスムーズにする多彩な機能が搭載されているOCR製品を選定すれば、業務効率化につながります。

OCRの読み取り精度

どれほど高機能な製品でも、現時点でリリースされているOCR製品の読み取り精度は100%ではなく、人的な確認・校正が必須です。
読み取り精度の低いOCRを導入すると、その後の確認・校正作業の手間が増大するため、業務遅延や処理ミスを誘発するリスクがあります。

AIを搭載した「AI-OCR」など、高精度なOCR製品を導入することで、確認および校正の手間と時間が大幅に削減できます。

なお、OCRの読み取り精度は文書の「種類(手書き・活字など)」「品質(文字の状態、解像度など)」「レイアウトの複雑さ」「言語」などによって変わります。
まずは同業他社の導入事例で適用実績を確認するほか、可能であればトライアルやデモンストレーションを利用して事前にある程度の読取精度を確認しておくことも大切です。

手書き書類を読み取れるAIーOCRの特徴と、その読み取り精度については以下の記事で詳しく解説しています。

【関連記事】書類の山をOCRでスッキリ解決!手書き文字も精度高く読み取れる「AI-OCR」とは?↗️

UI(操作性)

操作性も、製品選定において留意しておきたいポイントです。扱いづらい製品は作業の遅延など、支障が出る恐れがあります。また、マニュアルを見ないと操作が難しかったり、複雑な設定を要したりする製品だと、教育コストがかかるうえ、ミスの元になりがちです。

IT操作に不慣れな人でも、直感的に使えるUIが搭載されたOCRシステムを選べば、幅広い現場で活用しやすくなります。実務担当者の意見も取り入れつつ、UIの扱いやすさや見やすさを検証しましょう。

セキュリティレベル

自社システムとAPI連携し、さまざまな書類を扱うOCR製品は、セキュリティ対策が欠かせません。万が一、情報漏えいなどのトラブルが発生した場合、企業全体の信用に関わるからです。

例えば、クラウド型のOCR製品を導入する場合は、基盤自体の信頼性に加え、アップロードしたデータを保存するサーバーのアクセス制限や通信の暗号化などの対策が施されているかどうかも確認しましょう。あわせて、セキュリティポリシーの内容や、各種セキュリティ認証の有無も、セキュリティレベルを判断する指標となります。

サポート体制

OCRを運用している中で、さまざまな疑問や課題、トラブルなどが生じることもあるでしょう。特にSaaSとして提供される製品はアップデートにより、操作・連携方法や使用感が変わることもあるかもしれません。

そのようなとき、導入前後のサポート体制が充実していれば安心です。製品によってはオンラインマニュアルやFAQで操作方法やトラブルシューティングに役立つ情報を提供しているケースもあるので、導入前に公式サイトをチェックしてみてください。

またサービスによっては、サポート内容や対応範囲に制限があったり、有償だったりするケースもあるため、契約前にサポート内容の詳細を確認しましょう。

ビジネスユースにはAPI連携対応のAI-OCR製品がおすすめ!

ビジネスユースには、API連携が可能で高精度の読取機能を備えたAI-OCR製品がおすすめです。

「AI-OCR」とは、AIの技術を搭載したOCRのことです。AI-OCRはディープラーニングによって文字の多様な視覚的特徴を学習しているため、非定型フォーマットや手書き文字、多言語など、従来のOCRでは認識が難しかった複雑で幅広いデータを高い精度で読み取ることができます。

製品によっては、紙面から必要な項目のみを抽出したり、分類・要約をしたりなど、生成AIの技術を活用したデータ加工も可能です。

さらに、既に使っているシステムとAI-OCR製品をAPI連携すれば、システムの画像データをAI-OCRに自動でアップロードでき、書類や帳票の処理がもっとシームレスかつスムーズに。担当者の作業負担が軽くなり、誤入力や入力漏れといったヒューマンエラーが減らせるほか、業務属人化の防止にもつながり、ビジネスがもっと効率的になるでしょう。

高精度の文字認識とAPI連携機能が搭載されたOCRシステム「PATPOST」

「PATPOST」は、AI-OCRによるデータのテキスト化が可能な文書管理サービスです。手書き文字の認識精度は約95%*1。外部API連携*2機能を活用すれば、自社システム*3で発行した帳票の直接アップロード*4やメール添付ファイルの格納*5、定期バッチでのフォルダ構成を維持した一括アップロードを自動化*6することも可能です。

API連携でアップロードしたファイルは、さまざまな文書から欲しい情報だけを表で抽出できる「指定項目抽出」や文書要約、条件一致判定などの後続作業で、多彩な用途に二次利用できるようになります。

さらにストレージに保存した書類データは、法人プランであれば社内外でリアルタイムかつ容量無制限*7で共有できるので、コミュニケーションコストの軽減にもつながります。IPアドレス制限や二要素認証、キャビネット共有*8の利用者指定など、セキュリティにも配慮しています。

*1 精度はオリックスグループで取り扱う文書での検証結果(当社調べ)。
*2 本機能は100ID以上ご契約されているお客さまのみご提供対象となります。
*3 本機能は連携機能が搭載されたシステムに限り利用可能です。各APIの詳細(エンドポイント、認証方式、パラメータ等)はhttps://developer.patpost.jp/v1をご参照ください。
*4 API経由でアップロードされたファイルは「1ファイル=1カウント」としてカウントされます。
*5 メールアプリへのマクロ登録が必要です。
*6 システム環境・仕様や使用するツールによって対応内容が異なります。
*7 法人プランの場合、1IDあたり年間12,000カウントが付与されます。カウント数の上限を超えてアップロードなどをする場合には、契約IDを増やしていただく必要があります。
*8 取引先がPATPOSTを利用しているか、取引先に自社で契約したIDを付与する必要があります。なお、共有先企業にIDを付与するために自社の契約ID数を増やす場合は、別途1IDあたり年額15,360円(税抜)の負担が生じます

まとめ

OCRのAPI連携は、OCR製品と自社システムをシームレスにつなぎ、データ入力や帳票処理を効率化する機能です。

ただし、API連携はあくまでも、システム間の連携をスムーズにするための手段に過ぎません。ビジネスに活用する際には、自社システムとの相性や読み取り精度、UIの使いやすさ、セキュリティ、サポート体制を総合的に見て、最適なOCR製品を検討してください。

API連携対応のAI-OCRをお探しなら「PATPOST」へ。

手書き・非定型文書も高精度で読み取るOCR機能のほか、必要な情報のみを指定して抜き出す、検索用の分類情報を付与するなど、多彩な機能を搭載しています。

資料ダウンロードのほか、電話やWeb面談での個別相談も随時実施しておりますので、OCR導入や書類管理にお悩みの方は、この機会にぜひお気軽にお問い合わせください。

*記事の内容は、記事公開日時点の情報です。現在とは異なる場合があります。

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